じゅのけんきゅう手帳

けんきゅうメモ。がんばって更新予定

大学・大学院で受けられる金銭的補助について

今回は研究の話からは少し外れますが、

私が、公立大学・大学院在学中に受けた金銭的補助等をまとめておこうと思います。 
同様にお金に困っている学生、進学を悩んでいる高校生の参考になればと思います。 

●我が家の詳細
・母子家庭、弟あり 
・母は派遣→契約社員 
・弟は某私立大学学生 
・私は中規模の公立大学に在学(生物系)。 
 学生支援機構から大学、大学院の合計6年間奨学金を貸与。 
 大学4年から大学近辺の安アパートで仕送りなしの一人暮らし。 
 春から学振特別研究員として博士課程へ進学予定。 

●これまでにいただいた補助。 
・学費 5年半免除(毎年申請) 
・大学院入学金 半額免除(大学の入学金は免除申請していなかった) 
・企業からの給付奨学金(基本毎年申請) 
 5年間、2.5万~3万/月 
・学生支援機構は学部3万、院8.8万貸与。 

●今後もらえそうな補助 
・大学院での貸与奨学金の返済免除 
 研究業績に応じて、全額あるいは半額の免除。 

 詳細は↓

特に優れた業績による返還免除 - JASSO



上記のような補助をいただいてきました。 

●これらを得るうえでの注意書き等
①補助対象者の選考は、成績と家計の両方から行われるため、少なくとも平均以上の成績をとっておくことが必要です。が、とりあえず申請しておくことが最も重要だと思います。(学費や企業奨学金は毎年申請する必要があり、多くの書類を準備したりと大変ではありました。) 
②補助を得るためには、学部の頃は良い成績を取ること、大学院では学会発表や論文発表を積極的にできる環境に自分を置き、成果を上げていくことなどの日々の努力が大切かもしれません。 
③ただし、私の所属が中規模の公立大学であったため、補助が得られやすかった可能性もあるので、規模の大きい大学でも同様に補助が得られるかどうかは分かりません。 

●その他

・学部時代は、借りていた奨学金は少額であったため、バイトを2,3個掛け持ちし、交通費や通信費、クラブ活動などに充てていました。 
・また、私は1年間浪人したのちに進学していますが、浪人させてもらった理由の一つには国公立大の方が学費が安いことがあげられます。 
私立大学では毎年国公立大の倍以上の学費がかかるかと思います。 
私は予備校費も(貧乏だったので)半額になり、夏季・冬期講習は厳選して2,3個ずつしか受けなかったので、浪人したのちに国公立大学に進学する方が現役で私立大学に進学するよりもお金がかからないと考えました。 
生活費等を含めるとどうなのか、という詳細は分かりませんが、1つの参考として。

 

金銭的に余裕のない学生は、苦労することもありますが、

大学での学びや友人たちとの生活は私にとってとても大切なものでした。

今大学や大学院への進学について金銭面から悩まれている方が、

ひとりでも多く悩みを解決し、進学を選択できるようにと思います。